企業のESG情報への関心が高まる現代においては、企業が環境や社会に与える影響、および社会的責任がますます重視されており、適切な情報開示が不可欠となっています。
では、投資家は企業のESG情報をどのくらい活用しているのでしょうか。そして、ESG情報開示の現状をどのようにとらえているのでしょう。
そこで今回、弊社では、①機関投資家に勤めていて資産運用に関わっている方/②個人投資家を対象に、「ESG(環境・社会・ガバナンス)情報開示の投資への影響」に関する調査を行いました。
調査概要:「ESG(環境・社会・ガバナンス)情報開示の投資への影響」に関する調査
【調査期間】2025年1月15日(水)~2025年1月17日(金)
【調査方法】PRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査
【調査人数】1,025人
【調査対象】調査回答時に①機関投資家に勤めていて資産運用に関わっている/②個人投資家と回答したモニター
【調査元】株式会社エスプールブルードットグリーン
【モニター提供元】PRIZMAリサーチ
はじめに、「投資対象企業の選定において、ESG情報をどの程度活用していますか?」と質問したところ、約半数の方が『とても活用している(18.1%)』『やや活用している(33.9%)』と回答しました。
前の質問で『とても活用している』『やや活用している』と回答した方に、「「とても活用している」「やや活用している」理由としては、どのようなものが挙げられますか?(複数回答可)」と質問したところ、『企業の長期的な持続可能性を評価できるから(42.6%)』と回答した方が最も多く、次いで『投資家としての社会的責任・意義だと感じているから(42.2%)』『リターンの獲得・安定化に役立つから(40.9%)』となりました。
持続可能性やリターンの安定性に注目しており、また、社会的責任を果たすことも大きな動機となっていることがわかりました。
「企業のESG評価は投資にどれくらい影響しますか?」と質問したところ、約6割の方が『とても影響する(17.5%)』『やや影響する(41.4%)』と回答しました。
企業のESG評価は、投資判断に影響すると思う方が多いようです。
では、どのような理由でESG評価が高い企業に投資をしたいと思うのでしょうか。
前の質問で『とても影響する』『やや影響する』と回答した方に、「ESG評価が高い企業に投資したいと思う理由を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『今後も成長していく可能性が高いから(42.9%)』と回答した方が最も多く、次いで『リスク管理がしっかりしていそうだから(40.9%)』『今後の規制や法令に対しても柔軟に対応できると思うから(32.5%)』となりました。
成長可能性やリスク管理の堅実さ、今後の規制などへの柔軟な対応力が、ESG評価が高い企業に投資したいと思う理由として上位になりました。
上記の調査だけではなく、そのほかにも「企業の情報開示の現状」や「ESG情報開示で不十分と感じているポイント」など、本調査ではさまざまな聞き取りを実施しております。
フルバージョンの調査結果をご覧になりたい方は、ぜひ下記のボタンよりお申し込みくださいませ。(無料でお申し込み可能です!)
エスプールブルードットグリーンでは、今後も環境情報開示や環境経営に関する市場調査の結果をお届けしてまいりますので、ぜひご注目ください!
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